特別養護老人ホームでの仕事内容
一般的な老人ホームと呼ばれる介護施設はこの特別養護老人ホームという施設です。特別養護老人ホームは介護保険上で大きな役割を持ち、介護老人福祉施設と呼ばれています。2015年の適用改正によって要介護度3以上の高齢者のみが利用対象者となっています。どれだけその人らしく生活を続けられるかを目的としており、一度入ると亡くなるまで施設で生活することが基本となります。この特別養護老人ホームでの仕事内容についてご紹介していきます。
仕事の特徴
特別養護老人ホームでの仕事は想像する介護職のイメージ通りの仕事をしていると言える、数も最も多い介護職の代表的な職場となります。介護職員の数は利用者3人に対して1人を配置しているため、施設内での職員の数はとても多いのが特徴です。介護職から生活相談員やケアマネになる人も多くいますが、スキルアップとして多いのは主任やリーダーといった介護職員としての役職も多いです。施設内では他の施設よりも介護職員がメインになって仕事を進めていくことが多く、介護方針もケアマネが介護職員からの情報を参考に決定していきます。
仕事内容
仕事内容はとても多く多岐にわたっています。要介護者には排泄介助や入浴介助などの基本的な介護は全て行っていくことになります。他の施設では部分的な介助を行うことが一般的ですが、特別養護老人ホームでは全ての介助を行っていきます。このような仕事内容で1日50人以上といった多くの利用者の介助を行っていくことができるため、介助の技術は他の施設や働き方と比べて向上しやすいと言えます。
また、介助だけではなく施設内でのイベントも積極的に参加して企画も行っていくことになります。外出ツアーであったり、レクリエーションなどを一緒に楽しむことも仕事になります。さらに看護師の医療処置への補助であったり、理学療法士が行うリハビリの手伝いなども仕事内容に含まれます。
勤務体制
このような仕事を行っていく勤務体制に関してですが、24時間利用者をみる必要があるため夜勤の存在があります。2交代制と3交代制などの勤務制度があり、2交代制では夕方から翌日の朝までが夜勤となり、3交代制では夜から翌日の朝までとなります。もちろん夜勤だけではなく早番や遅番といった勤務体制もあります。
これらは施設によってどのような勤務体制を取るかは変わってきます。しかし、夜勤はどの施設でも正社員であれば担当することになることが多いので、正社員として働くのであれば特別養護老人ホームでは夜勤をする覚悟が必要となります。
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