利用者の自立を支援するデイサービスの仕事内容

デイサービスでの仕事内容

老人ホームの中でもデイサービスは、自宅で生活する高齢者が日帰りで利用できる通所介護施設です。要介護度が低くても利用できるため、介護予防の観点からも注目されています。ここでは、そんなデイサービスにおける介護職の仕事内容や、働くうえでのやりがいについて解説していきます。

デイサービスでの仕事内容
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仕事の特徴

デイサービスは、利用者が住み慣れた地域で、可能な限り自立した生活を送れるよう支援することを目的とした地域密着型の介護サービス施設です。利用者は日帰りで施設に通い、入浴、食事、レクリエーションなどのサービスを利用します。介護職は利用者の自宅での生活を支えるという重要な役割を担い、利用者一人ひとりとじっくり向き合えることが特徴です。ほかの施設と比べ、比較的少人数の利用者を担当するため、個々のニーズに合わせたきめ細やかなケアを提供できます。
また、利用者の家族との連携も密に行い、在宅介護を包括的にサポートします。デイサービスは地域社会との繋がりも重視しており、地域住民との交流イベントやボランティアの受け入れなどを通して、地域社会との連携を深め、地域包括ケアシステムの一翼を担っています。

仕事内容

デイサービスにおける介護職の業務は多岐に渡り、大きく分けて身体介護、生活援助、機能訓練の3つに分類できます。身体介護は、食事、入浴、排泄、着替えなどの介助を通して、利用者の身体的な負担を軽減し、安全で快適な生活を送れるよう支援する業務です。生活援助は、レクリエーションや趣味活動の支援、外出の付き添い、話し相手などを通して、利用者の心身機能の維持・向上を図るための支援です。利用者同士の交流を促進し、社会的な孤立を防ぐ役割も担います。
機能訓練は、理学療法士や作業療法士などの専門スタッフと連携し、利用者の身体機能の維持・向上を目指すための訓練です。歩行訓練、筋力トレーニング、認知機能訓練など、個々の状態に合わせたプログラムを提供することで、利用者の自立支援を促進します。これらの業務に加え、送迎業務、記録業務、施設内の環境整備、ケアマネージャーとの連携、家族との連絡調整なども行います。

勤務体制

デイサービスの勤務体制は、日勤のみの施設が多く、夜勤はありません。一般的な勤務時間は8時30分から17時30分など、日中の時間帯となります。そのため、ワークライフバランスを実現しやすく、子育て中の方やプライベートの時間を大切にしたい方にも適した職場です。ただし、早番・遅番制を導入している施設や、土曜・日曜日に営業している施設もあります。勤務時間や休日は施設によって異なるため、事前に確認することが大切です。パートタイムや短時間勤務も可能な施設が多いため、自身のライフスタイルに合わせて働くことができます。

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