要介護度による老人ホームの種類

老人ホームには種類がある

高齢者や要介護者を対象とする介護施設であったり高齢者住宅は種類がとても豊富にあります。サービス内容や目的もその種類によって変わり、かかってくる費用や料金ももちろん、入居するための条件も様々です。ここではどのような種類の老人ホームや介護施設があるのかについてご紹介します。

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要介護度による入居条件

介護施設や老人ホームは要介護度によって入居できる施設が決まっています。生活における排泄、入浴、食事、移動といった必要となる介助によって、入居先で対応できるかどうかが決まるため条件が付けられています。このように施設にとっても対応できない入居者を受け入れてしまうことは、ミスマッチに繋がってしまうため入居条件に要介護度が設定されています。
それでは数多くの種類がある施設の要介護度の設定はどうなっているのかについて詳細を知っていきます。要介護度別によって入居可能な施設を知ることで老人ホームで働くための知識をつけていきましょう。

要支援1・2の施設

介護保険制度では要支援と認定されるのは、介護の必要は現在はないが今後要介護状態になる可能性を持つとされている方です。基本的に要支援の認定に関しては、今後の介護予防のための支援が主な目的とされています。
比較的介護度が低い要支援1と要支援2の人を扱っている施設に関して取り上げます。まず介護付き有料老人ホームでは施設によって変わってくるため受け入れている施設と受け入れていない施設があります。グループホームでは要支援2以上が条件となるため、要支援1ではなく要支援2以上の介護度の方が入居しています。

要介護1・2の施設

立ち上がりであったり歩行が不安定、そして排泄や入浴などで部分的な介助を必要とされるのが要介護1となります。要介護2では立ち上がりや歩行が自力では難しく、排泄や入浴などで部分的ではなく全ての介助を必要とされるのが要介護2となります。
これらを必要としている方が入居する施設は多く、介護付き有料老人ホームやグループホーム、介護型ケアハウス、老人保健施設などを利用することができます。しかしこれらも中には施設によって入居条件が異なる場合があります。

要介護3以上の施設

要介護が3以上となっている介護度が高い方が入居されている施設は、介護ケアがしっかりなされるかどうかが重要になってきます。特別養護老人ホームでは2015年度から要介護度3以上の方に限定されていることから、要介護度3以上のみの方が入居する施設となっています。

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